宮城と福島、公立校再開 日常へ、断水や避難所抱え

再開した丸森小学校に登校する児童=23日午前、宮城県丸森町

 台風19号で大きな被害を受けた宮城、福島両県で23日、休校が続いていた公立校のほぼ全校が再開した。一部では断水が続き、敷地内が陥没しているほか、避難所となっている学校もある。各校の教職員らが安全を確認した上で再開に踏み切った。登校した児童らからは笑顔も見えた。不安を抱えながら、日常を取り戻す動きが続く。一方、浸水が深刻な長野市は小中4校で休校が続く。

 多数の死者が出た宮城県丸森町は同日朝、公立小中高校の全10校で児童、生徒が登校した。丸森小は、現在も体育館が避難所となり、校庭には自衛隊が設営した仮設風呂がある。断水のため、給水タンクなども置かれている。


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