カナダ、首相続投 総選挙、少数与党に 議席減、スキャンダル響く

22日、カナダ・モントリオールで、支持者の前に姿を現したトルドー首相(ロイター=共同)

 【オタワ共同】カナダで21日に実施された下院(338議席)総選挙は即日開票され、中道左派の与党自由党が第1党となり、党首のトルドー首相が続投する見込みとなった。ただ自由党は大幅に議席を減らし、過半数に届かない少数与党になる。政策ごとに他党との協力を模索することになり、政権運営は難しさを増す。

 トルドー氏は隣国のトランプ米大統領と一線を画すリベラルな政治姿勢を打ち出してきたが、スキャンダルが相次ぎ苦戦を強いられた。22日、支持者の集会で「私たちはカナダを前進させることを選んだ」と述べ、勝利を宣言した。


  • LINEで送る