ボリビア現職大統領が一転当選か 選管集計、対抗陣営は非難

ボリビア大統領選が行われた20日、支持者に手を振る現職のモラレス氏=西部ラパス(AP=共同)

 【サンパウロ共同】南米ボリビアの選挙管理当局は21日夜、丸1日止まっていた大統領選の集計速報を再開した。開票率約95%で現職の左派モラレス氏が46・86%を得票し、当選が濃厚に。選挙当日の20日夜には決選投票が確実な情勢だった。36・72%で2位の中道メサ元大統領側は「不正があった」と非難、支持者の抗議行動など混乱も予想される。

 当選には過半数を得票するか、40%以上を得票した上で2位と10ポイント以上の差をつける必要がある。20日夜の集計速報では、2人の票差は10ポイント未満。その後集計速報が止まり、21日夜に再開するとモラレス氏がリードを広げていた。


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