韓国の文氏「素材国産化で成果」 輸出規制強化への対策評価

22日、ソウルの韓国国会で演説する文在寅大統領(共同)

 【ソウル共同】韓国の文在寅大統領は22日、国会で施政方針演説を行い、日本の輸出規制強化を受けて韓国が進めている素材や部品の国産化や輸入先多角化について「(規制強化から)わずか100日(余り)で意味のある成果が生まれている」と評価した。ただ対日外交には言及を避けた。

 文氏は「国民の応援で潜在していた私たちの科学技術が伸びた」と強調した。聯合ニュースによると、文氏の金正淑夫人は21日、日本の輸出規制強化に対応する業務に当たってきた政府職員らを昼食に招き、激励した。

 文氏は演説で「朝鮮半島は今、恒久的平和に向かう最後の峠を迎えている」と指摘した。


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