米中協議、通商代表「課題残る」 11月の合意文書署名を目指す

ライトハイザー米通商代表(UPI=共同)

 【ワシントン共同】米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は21日、米中貿易協議の「第1段階」合意を巡り、「解決すべき課題がまだある」と記者団に述べた。11月中旬の合意文書への署名を目指す方針を改めて示し、25日に予定している閣僚級電話協議などを通じて妥結を急ぐ考えを強調した。

 ライトハイザー氏は、11月中旬にチリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)までに「第1段階を仕上げるのが目標だ」と語った。トランプ大統領は「中国は既に米農産品を買い始めた」と指摘した上で「チリでの署名を期待している」と述べた。


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