55万人「復権令」22日に公布 即位礼合わせ、罰金刑限定

 政府は22日、天皇陛下の即位に伴う「即位礼正殿の儀」に合わせ、刑事罰によって制限されている資格を回復させる政令恩赦「復権令」を公布する。罰金刑となり、納付から3年以上経過したことが条件で、対象は約55万人。個々の事情を審査する個別恩赦の一つ、特別基準恩赦も実施する。

 国の慶弔に合わせた恩赦は1993年の天皇陛下と皇后さまのご結婚以来、26年ぶり。

 罰金刑になると納付から5年間、医師や看護師、調理師といった資格の一部を得られないことがあるが、復権でこういった制限がなくなる。

 被害者感情に配慮し規模を縮小。復権の対象から懲役刑や禁錮刑となった人は除いた。


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