パナ工場2カ月以内の復旧目指す 台風19号で浸水、福島・郡山

 パナソニックは21日、台風19号で浸水被害に見舞われ稼働を停止している福島県郡山市の工場について、2カ月以内の完全復旧を目指すと明らかにした。工場では電子部品の基板の材料を生産、自動車や通信機器など幅広い用途で使われていた。生産停止の影響を抑えるため他工場での代替生産を検討する。

 パナソニック広報担当者によると、郡山市の工場では正門に設置した防水壁が壊れた。氾濫した川の水が構内に流れ込み、一時深さ1メートルほど浸水した。生産設備全体が被害を受け、従業員が数百人規模で復旧作業に当たっている。

 この工場は郡山中央工業団地に立地し、製造業の拠点が集積している。


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