再生エネ、24年に5割増 太陽光けん引

国連本部の会議棟の屋上に設置された太陽光発電装置=9月、米ニューヨーク(共同)

 【ロンドン共同】国際エネルギー機関(IEA)は21日、2024年に再生エネの発電能力が現在より約50%増加すると予測する報告書を公表した。太陽光発電がけん引するという。

 IEAのビロル事務局長は声明で「再生エネは既に世界で2番目に大きな電力源だ」と指摘。地球温暖化対策のため「配備を加速する必要がある」と訴えた。

 再生エネの24年時点における発電能力の予測増加分は1200ギガワットで、米国の現在の発電能力に匹敵するという。特に太陽光の伸びは再生エネ全体の成長分の約60%を占める。再生エネの成長を国・地域別にみると、中国と欧州が大きい。


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