2019年10月19日 11:11 | 無料公開
小惑星りゅうぐうの人工クレーター。実線部分が15メートルの範囲、点線は金属弾が直接当たったとみられる10メートルの範囲(JAXAなど提供)
探査機はやぶさ2が4月に小惑星りゅうぐうの表面につくった世界初の人工クレーターで、これまで未確定だった範囲について宇宙航空研究開発機構(JAXA)が「幅が最長で15メートルほどの半円形のくぼみ」を指定したことが9日までに分かった。
クレーターの範囲はこれまで、金属弾に直接当たってできたとみられるきれいな円形部分を指すのか、2次的に陥没したくぼみを含めた半円形の範囲を指すのか、JAXA内部で半年にわたり議論が続き、確定していなかった。今回は世界初のケースのため、はやぶさ2チームが独自に決めた。