愛媛のアコヤガイ被害、3億円超 2820万個が大量死

愛媛県愛南町のアコヤガイ=8月

 真珠の養殖に使うアコヤガイが各地で大量死している問題で、国内最大の真珠生産地・愛媛県の漁業協同組合連合会などは18日、9月末時点の推計でアコヤガイ計約2820万個が死んだとの調査結果を明らかにした。

 愛媛県漁連などによると、死んだとみられるアコヤガイの数は、稚貝が2230万個、成長した母貝が469万個で、被害総額は約3億600万円。このほか、被害額は算出できていないが、真珠の核を挿入した貝も117万個に影響した。例年の残存数と比較して推計した。

 県漁連や県などは10月に入り対策協議会を立ち上げ、有識者でつくる原因究明の部会を設置した。


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