2019年10月18日 17:21 | 無料公開
中川翔子さん
アニメファンとして知られる歌手でタレントの中川翔子さん(34)が17日、京都アニメーション放火殺人事件について共同通信社の書面インタビューに応じた。中川さんは「これからは、この出来事を風化させないことが大切になる」などと思いを寄せた。
京アニ作品の美しい作画や、丁寧な日常描写に魅力を感じてきたという中川さん。同社の代表作「涼宮ハルヒの憂鬱」などがアニメファン以外の視聴者層にも支持されたことで「アニメ文化の地位を高めた」と絶賛する。
7月に起きた事件については「日本のアニメ文化を創り上げたクリエーターの方々が亡くなり、痛ましい事件で、本当に悲しみを感じた」と振り返った。
今月18日で事件から3カ月が経過。これまでに同社の復興を願うファンらから多額の支援金が集まった。国内外を問わず支援の輪が広がり、この動きを「救いだと感じた」と中川さん。これから大切なことは事件を風化させないことであり、「多くの人が京アニの作品を見て、知って、語り継ぐこと」が同社への支援につながるとした。
さらに、この事件のような自由な表現や芸術を妨げる理不尽な暴力に対しては「作品、芸術の価値を高めるために、作品を見続けることや広めること。それが表現の場を守ることにつながる」と提案している。