鹿児島にマナヅル、今季初確認 越冬地の出水平野

出水平野に今季初飛来したツル=18日午前、鹿児島県出水市(鹿児島県ツル保護会提供)

 国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市の出水平野に18日、マナヅル1羽が今季初めて飛来した。昨年も同じ日に確認され、例年並みの来訪となった。

 県ツル保護会によると、午前6時半ごろに地元住民が発見し、連絡を受けた保護会が約45分後に干拓地で確認した。

 出水平野のツルは国の特別天然記念物に指定されており、1万羽を超すツルが飛来する「万羽鶴」が、昨年まで22年続いている。

 出水市のツルの博物館「クレインパークいずみ」の松井勉館長は「例年通り無事にツルが戻ってきてくれて、ほっとしている」と話した。


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