宮城沖の太平洋に焼けた漁船漂流 台湾籍10人乗りか

宮城県沖の公海で発見された焼け焦げた船=17日午後(海上保安庁提供)

 17日午後2時半ごろ、宮城県・金華山から東約1900キロの太平洋の公海で、海上保安庁の航空機が火災で焼け焦げた状態で漂流している船を発見した。インドネシア人9人、台湾人1人が乗る台湾船籍の漁船とみられるが、安否など詳細は不明。

 第2管区海上保安本部(塩釜)によると、16日午後、台湾側から「操業中の漁船と連絡が取れなくなった」と通報があり、捜索のため航空機と巡視船を派遣した。船は全体が黒焦げになっていたという。

 巡視船の現場付近への到着は、早くても19日夜となる見込み。漂流船が台湾船かどうか確認するとともに、周辺海域に脱出した乗組員がいないかどうか調べる。


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