2019年10月17日 18:07 | 無料公開
最高裁第3小法廷(林景一裁判長)は、19歳だった名古屋大在学中に高齢女性を殺害し、高校時代には仙台市で同級生ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた元女子学生(24)の上告を棄却する決定をした。15日付。完全責任能力を認め、無期懲役とした一、二審判決が確定する。裁判官4人全員一致の結論。
公判では責任能力の有無が最大の争点だった。弁護側は、発達障害と双極性障害(そううつ病)が加わり、重篤な精神障害があったとして、全ての事件で無罪を主張していた。