法人所得、過去最高73兆円 税額はピーク時の7割

 国税庁は17日、2018年度に決算期を迎えた法人の申告所得総額が9年連続増の73兆3865億円となり、過去最高だったと発表した。サービス業の業績が好調なことが要因とみられる。前年度比3・7%増で、過去最高の更新は5年連続。

 申告法人税額は12兆7922億円で、前年度比2・6%増だったが、ピークだった1989年度の18兆6412億円の約7割にとどまった。89年度の税率が40%だったのに対し、18年度は約23%だったのが影響した。

 申告件数は292万9千件で、黒字申告の割合は前年度比0・5ポイント増の34・7%だった。上昇は8年連続。


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