中国外交官に面会申告を義務付け 米、規制へ対抗措置

 【ワシントン共同】米国務省は16日、米国に駐在する全ての中国の外交官に対し、米政府や地方自治体の当局者らと会う際は事前の届け出を義務付けると発表した。国務省高官は電話会見で、中国が国内で、米国の外交官の活動を長年にわたって規制していることへの対抗措置だと説明した。中国側の反発が予想される。

 米高官は「面会に米政府の許可を必要とするものではなく、中国の外交活動を制限する意図はない」と強調。「より対等な条件整備につながることを願う」と述べ、中国側が対応を見直すことに期待を示した。

 中国の外交官が米国の教育、研究機関の関係者と面会する場合にも、届け出が必要。


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