中国最大の貿易商談会が開幕 対米低迷、一帯一路に活路

広州交易会の展示を見学するバイヤーたち=15日、広東省広州市(共同)

 【広州共同】中国最大の貿易商談会、広州交易会が15日、広東省広州市で開幕した。米中貿易摩擦で主力の対米貿易が輸出・輸入ともに低迷しており、中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」の沿線国家との関係強化で打開を図る構えだ。

 今回が第126回で、参加企業は2万5千社以上という。会場には自動車部品や加工機械、家電企業などの出展ブースが軒を連ね、世界各国のバイヤーらが熱心に見入っていた。

 車の空調部品などを手がける浙江省寧波市の業者の男性は「米国関連は制裁関税の影響が厳しく利益が落ちている。中東方面の拡大に期待したい」と話した。


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