二階氏、習主席と上海で会談調整 11月、国賓来日へ環境整備

 中国の習近平国家主席と自民党の二階俊博幹事長が11月4日に上海で会談する方向で調整していることが15日、分かった。自民、公明両党と中国共産党による「日中与党交流協議会」も中国で開き、来年春の習氏国賓来日を前に環境整備を図る。複数の日中関係筋が明らかにした。

 二階氏は習氏との間に太いパイプを築き、両国関係の改善に尽力してきた。11月1日に訪中、同2、3日に甘粛省敦煌で協議会に出席する計画で関係発展を後押しする。

 習氏は11月5日から開く「中国国際輸入博覧会」に出席するため、開催地の上海を訪れるとみられる。両氏の会談が実現すれば今年4月の北京以来となる。


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