台風死者、12都県69人に 福島が最多の25人

宮城県丸森町廻倉地区の土砂崩れ現場で車を捜索する警察官=15日午後3時28分

 台風19号がもたらした大雨により、東日本の広範囲で甚大な被害が出ており、宮城県や福島県では15日午後、新たな死者が判明し、共同通信の集計で12都県の69人が死亡した。国土交通省によると、決壊した堤防は7県の47河川66カ所に上り、捜索や復旧作業を急いでいるが、被害の全容はなお見通せない状況だ。

 北陸新幹線の長野―飯山間で冠水による信号装置への重大な被害も15日判明。JR東日本は、東京―金沢間の全線再開まで少なくとも1〜2週間かかるとした。

 台風の影響による都県別の犠牲者数は福島県が最も多く、25人が死亡。うち6人が、いわき市で亡くなった。


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