台風、14都県で12万戸断水 停電の病院も、厚労省発表

長野市の避難所で、寒さに耐えながら横になる人たち=13日夜

 台風19号の影響で、厚生労働省は13日、14都県の約12万戸で断水が起きたほか、各地の病院で停電も発生したと発表した。被害の状況が不明の地域もあり、厚労省は自治体に職員を派遣し、情報収集を進めている。

 厚労省によると、各地で水道管の破損や土砂の流入でろ過ができなくなるなどして断水が発生。最も多いのは福島県で、最大約7万4千戸が断水した。同県いわき市では河川の増水で浄水場が水没し、最大約4万5千戸で水道が使えなくなった。茨城県では常陸大宮市を含む4市町の最大2万3千戸が断水し、給水車などで対応をした。


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