主要駅ホームドア、実は3割未満 駅数でなく乗り場単位で調査

 1日10万人以上が利用する全国の主要279駅で、線路への転落や列車との衝突を防ぐホームドアが設置された乗り場は29%(3月末時点)にとどまることが13日、国土交通省の調査で分かった。これまでは駅単位で集計し「44%の123駅が設置済み」と公表していた。

 279駅は主に首都圏にあり、国交省は鉄道会社に補助金を出して優先的に設置を促進してきた。だが乗客から「一部の乗り場にしかホームドアがない駅もある」との指摘が寄せられたため、詳しい状況を調べた。

 279駅の乗り場の数は計1219あり、このうち設置済みは29%の353だった。


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