トヨタ系が利回りゼロ社債 国内初、200億円発行

 トヨタ自動車グループで販売金融事業を手がける「トヨタファイナンス」(名古屋市)が、実質的に利回りが0%となる社債を25日に発行することが分かった。発行総額は200億円。一般企業で社債の発行時の実質利回りがゼロになるのは、国内で初めて。

 投資家は満期の3年間、社債を保有しても得られる収入はゼロだが、大規模緩和策の一環で社債を定期的に購入している日銀に高値で売れれば売却益を得られる。共同主幹事証券を務めるみずほ証券によると、資産運用会社や銀行などから発行額の2倍に当たる申し込みがあったという。


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