アイヌ料理を各先住民族に披露 札幌で食文化の体感イベント

札幌市で開かれたイベントで、アイヌ料理を食べる少数民族の男性ら=11日午後

 アイヌ民族など世界の先住民族の食文化を体感する祭典「先住民族テッラマードレ アジア・環太平洋inアイヌモシリ」が11日、札幌市で開かれた。同市でアイヌ料理専門店を営む今博明さん(51)夫妻が、米国やインドなど、日本を含め世界27カ国から集まった先住民族らに料理をふるまった。

 当日は、アイヌ語でキハダの実の意味の「シケレペ」とカボチャなどをまぜて煮た料理や、オハウと呼ばれる汁物など8品を提供した。

 インドの少数民族、イースワラン・ラマチャンデュランさん(38)は、エゾシカのサッカム(干し肉)をほおばり、「本当においしい」と絶賛した。


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