2019年10月11日 18:01 | 無料公開
細菌が増えるのを抑える抗生物質について「風邪やインフルエンザなどの原因となるウイルスには効かない」と正しく理解している人は37・8%にとどまるとの世論調査結果を11日、内閣府が公表した。風邪などへの安易な使用が薬が効きにくい薬剤耐性菌を増やす一因となっているとされ、意識改革を促していく必要がありそうだ。
感染症が治りにくくなるため、薬剤耐性菌の増加は世界中で問題になっている。内閣府は初めて調査を行い、1667人が回答した。
薬剤耐性菌について「知っている」と回答したのは49・9%だった。