環境省、海へ流出ゼロ道筋提示へ プラごみでG20

 環境省は11日、20カ国・地域(G20)で「2050年までにプラスチックごみの海洋流出をゼロにする」との目標に合意したことを踏まえ、達成に向けた道筋を示すシナリオ作りに着手すると発表した。8〜10日に東京都内で開いたG20事務レベル会合で決めた。環境省や経済協力開発機構(OECD)、国連環境計画(UNEP)が具体的な作業を担う。

 目標は6月のG20大阪サミットで合意された。シナリオ策定には3年程度かかる見通し。環境省は海洋プラごみの調査手法の確立やデータの収集を担当、OECDは経済活動への影響などを調べる。UNEPはプラごみの環境負荷を分析する。


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