感染症対策基金、日本は貢献増を 仏大統領、会見で名指し

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は10日、同国南部リヨンで同日まで開かれた国際機関「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(世界基金)の増資会合終了後の記者会見で、日本を名指しして拠出が不十分だとの認識を示し、貢献を増やすよう求めていく考えを示した。

 今回の会合は、世界三大感染症に対する2023年までの3年間の対応資金を集めることを目的とした。難航したが、官民合わせて140億ドル(約1兆5120億円)の目標を超す拠出が約束された。

 会見でマクロン氏は、主要拠出国となってきた先進7カ国(G7)のうち「1国が他国を下回っている。日本だ」と言及した。


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