新宇宙船、有人飛行は来年 米局長がスペースX視察

「スペースX」の有人型ドラゴン宇宙船(後方)を視察後、開発状況を話すNASAのブライデンスタイン局長(左)=10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊(共同)

 【ロサンゼルス共同】米航空宇宙局(NASA)のブライデンスタイン局長は10日、宇宙ベンチャー「スペースX」が国際宇宙ステーションに飛行士を運ぶために開発している有人型ドラゴン宇宙船の人を乗せた初飛行が、早くて2020年1〜3月になるとの見通しを明らかにした。

 西部カリフォルニア州で開発状況を視察し、述べた。新宇宙船は航空宇宙大手ボーイングも開発中だが、ロイター通信によると、こちらも有人初飛行は20年の見通し。

 有人型ドラゴン宇宙船は今年3月にステーションへの無人試験飛行に成功したが、4月に地上施設で緊急脱出用エンジンの試験中に爆発した。


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