島根、外国船取り締まり強化要望 北朝鮮船衝突で知事

水産庁の山口英彰長官(右)に要望書を手渡す島根県の丸山達也知事=10日午前、水産庁

 北朝鮮の漁船と水産庁の漁業取締船が日本の排他的経済水域(EEZ)で衝突した事故に関連し、島根県の丸山達也知事は10日、水産庁などを訪れ、北朝鮮に毅然とした対応を取ることや、外国漁船の監視・取り締まりを徹底し、態勢を強化することを要望した。

 丸山知事は、水産庁が北朝鮮船の乗組員の人命救助にあたったことを評価した一方「武器を備えた悪質な船に対して、現状の取締船で対応できるのか。漁業者が安心して操業できる環境を構築してほしい」と話した。

 要望書を受け取った水産庁の山口英彰長官は「海上保安庁とも連携し、不測の事態が起きないような態勢を取りたい」と応じた。 


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