2019年10月9日 21:25 | 無料公開
秋の高山祭の「宵祭」で、ちょうちんをともして進む豪華な祭り屋台=9日夜、岐阜県高山市
精巧な彫刻や金箔が施された豪華な祭り屋台が旧城下町を彩る「秋の高山祭」が9日、岐阜県高山市で開幕した。日没後の「宵祭」では、それぞれ約100個のちょうちんをともした屋台が町を巡った。
屋台は午前9時ごろ、桜山八幡宮の境内と参道に次々と登場。集まった大勢の観光客が歓声を上げた。午後には糸で操られた人形が屋台上で飛び回る「からくり奉納」も披露された。
高山祭は2016年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「山・鉾・屋台行事」の一つ、国の重要無形民俗文化財にもなっている。10日も行われ、市は2日間で20万人の人出を見込む。