ハンマー死亡事故で賠償支払いへ 群馬県、高2男子の両親と和解

 群馬県立藤岡中央高で2017年12月、陸上競技用のハンマーが頭に当たったサッカー部の2年男子生徒が死亡した事故で、群馬県議会は9日、県が生徒の両親に賠償金約4890万円を支払って和解する議案を全会一致で可決した。

 事故は17年12月20日午後、陸上部の練習に参加していた元部員の3年男子生徒が投げた鉄製ハンマーが、約50メートル先にいたサッカー部員大広一葉さん=当時(17)=に当たった。サッカー部と陸上部は同じグラウンドで同時に練習していた。

 県教育委員会によると、学校管理下で起きた事故のため、投げた生徒に賠償責任は生じないという。


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