処理水は長期保管や固化処分を 市民団体、海洋放出反対の提言

東京電力福島第1原発の処理水の長期保管などを求め記者会見する市民団体「原子力市民委員会」のメンバー=3日午前、東京都千代田区

 脱原発社会の実現を目指す市民団体「原子力市民委員会」は3日、東京電力福島第1原発で増え続ける処理水の海洋放出に改めて反対し、大型タンクによる長期保管やモルタルで固めて埋設する固化処分の検討を政府に求める提言を公表した。

 第1原発では汚染水を浄化しているが放射性物質トリチウムは除去できず、処理水としてタンクにためている。提言は、処理水中のトリチウム総量を、事故前に同原発から海に排出していた年間放出量の千〜2千倍程度と推計し「放出は到底許されない」と批判した。

 溶融核燃料取り出し後の保管場所が必要とする東電に対し、処理水保管の敷地確保を優先すべきだとした。


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