米景況指数10年ぶりの低水準 世界的な景気後退に懸念

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)工場の組み立てライン=8月、米テネシー州(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米サプライ管理協会(ISM)が1日発表した9月の製造業総合景況指数は47・8と前月から1・3ポイント低下し、2009年6月以来、10年3カ月ぶりの低水準となった。中国との貿易摩擦や世界経済の減速が米製造業を直撃。底堅いとみられた米経済が落ち込めば、世界的な景気後退の恐れが強まりそうだ。日本も消費税が増税され、先行きが懸念される。

 総合景況指数は米景気の先行指標として市場の注目度が高い。製造業の景気拡大・縮小の分岐点となる50を2カ月連続で下回り、市場予想の50・1も大きく下回った。


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