がん治療と仕事、両立困難57% 内閣府調査

 18歳以上の57・4%が、がん治療と仕事の両立が困難と考えているとの世論調査結果を内閣府が27日発表した。2016年の前回調査に比べて約7ポイント減ったが、依然として高い水準。がんの生存率は上昇が続き、治療をしながら働くことも可能になってきている。両立を支援する取り組みの強化が求められる。

 調査で、がん治療や検査のために2週間に1回程度、通院しながら働く環境が整っているか聞いたところ「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」の回答が計57・4%だった。

 理由は「体力的に困難」が23・5%で最多だった。


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