CO2再利用へ共同研究 日本主導で国際会議

 発電所や工場で排出される二酸化炭素(CO2)を回収し、燃料や原料として再利用する「カーボンリサイクル」の技術確立に向け、各国の閣僚や研究者らが意見交換する国際会議が25日、東京都内で開かれた。主催した日本政府は共同研究などで連携する必要性を強調した。

 経済産業省によるとカーボンリサイクルは日本が提唱した取り組みで、今回のような国際会議は初めて。国際協力を推進する第1弾としてオーストラリアと覚書を締結した。

 菅原一秀経産相は「カーボンリサイクルは省エネや再生可能エネルギーに並ぶ重要かつ有望な分野だ」と強調した。


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