国連開発目標「進展遅い」 初サミット、懸念表明

 【ニューヨーク共同】国連が国際社会の課題克服に向け2015年9月に採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みを検証する初の首脳級会合が24日、ニューヨークの国連本部で開かれた。貧困や飢餓、気候変動など「多くの分野で進展が遅い」ことに懸念を示し、行動を加速する必要性を強調する政治宣言を採択した。

 SDGsは国際社会の諸問題を17分野、計169件の具体的目標に示し、30年までの達成を目指す取り組みで途上国支援の「羅針盤」となる。

 国連のグテレス事務総長は会合で、20年以降を目標達成に向けた「行動の10年」と位置付けた。


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