東南アジアで煙害深刻 インドネシアの森林火災

インドネシア・カリマンタン島での森林火災の消火活動=13日(ゲッティ=共同)

 【ジャカルタ、シンガポール共同】インドネシア・スマトラ島とカリマンタン島(ボルネオ島)で発生した森林火災が拡大し、同国だけでなく隣国シンガポールやマレーシアでも健康被害や学校の閉鎖、航空便の欠航など深刻な煙害をもたらした。煙はタイやフィリピンにも到達している。

 火災はスマトラ島3州とカリマンタン島3州で発生した。インドネシアでは例年、森林火災が起きるが、今年は7月ごろから大規模化。開墾のための違法な野焼きも原因とみられ、政府はマレーシアとシンガポール系企業を含む40社以上が運営するアブラヤシ農園を封鎖した。


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