ロシア、データ改ざんか ドーピング問題、提供前に

ロシア・モスクワのドーピング検査所=2018年11月(AP=共同)

 【ジュネーブ共同】ロシアの国ぐるみのドーピング問題で、世界反ドーピング機関(WADA)がモスクワの検査所から回収した保管データが、WADAへの提供前に改ざんされた疑いがあることが21日、分かった。AP通信が関係者の話として報じた。

 WADAはこれまでにも、データの改ざんが見つかった場合には、ロシアの東京五輪・パラリンピックへの参加を禁じる可能性に言及しており、スキャンダルが再燃すれば、東京大会にも大きな影響が出そうだ。23日に東京で開かれるWADA常任理事会などで報告される見通しという。国際陸上競技連盟も今回の問題を協議する予定。


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