サウジに米軍増派、大統領承認 石油施設攻撃で防空力強化

20日、ホワイトハウスで記者会見するトランプ米大統領=ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日、サウジアラビアの石油施設への攻撃を受け、同国への米軍増派を承認した。サウジの防空・ミサイル防衛能力を強化する。エスパー国防長官らが記者会見で明らかにした。派兵規模は来週にも公表する。同席した米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長は「数千人(規模)ではない」と述べるにとどめた。

 トランプ氏はイランとの軍事的衝突を避けたいとの意向を繰り返し表明しているが、増派はイランを刺激する可能性もある。米メディアによると、石油施設は複数の巡航ミサイルと無人機を使って攻撃された可能性が高い。


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