2019年9月21日 09:08 | 無料公開
スリーマイルアイランド原発=3月、米ペンシルベニア州(共同)
【ワシントン共同】米電力大手エクセロンは20日、1979年に炉心溶融事故を起こしたスリーマイルアイランド原発2号機の隣で運営していた1号機を予定通り停止させたと発表した。今後は廃炉に向けた作業を進め、同原発は全面的に運用を終了する。
安価なシェールガス発電などの台頭で採算が悪化し、9月末までに閉鎖することを決めていた。運転を引き延ばそうと地元の東部ペンシルベニア州議会が支援策を検討したがまとまらなかった。
発表によると停止は20日正午。数週間かけて核燃料を取り出し、その後廃炉への準備を始める。