国連に響く「平和の鐘」 日本寄贈、事務総長ら参加

日本が贈った「平和の鐘」を鳴らす国連のグテレス事務総長=20日、米ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】21日の国際平和デーを前に、米ニューヨークの国連本部で20日、日本が贈った「平和の鐘」を鳴らし世界各地の紛争の平和的解決を訴える催しがあり、グテレス事務総長やムハンマドバンデ国連総会議長、日本の別所浩郎国連大使らが参加した。

 グテレス氏は「気候変動が干ばつを起こし、資源争奪の原因となり、テロリストの活動を助長している」と強調し「平和のための気候行動」を訴えた。その後、鐘を1回突いて、国連の中庭に荘厳な音を響かせた。

 催しには国連の「平和の使者」として活躍するバイオリニスト五嶋みどりさんに加え、チェロ奏者ヨーヨー・マさんも参加した。


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