殺傷能力の高い銃の生産中止 米老舗コルト、所持権利は主張

展示されたAR15型ライフル銃=2012年8月、米カリフォルニア州(AP=共同)

 【ロサンゼルス共同】米老舗銃器メーカー、コルトは19日、殺傷能力の高いAR15型ライフル銃について、一般向けの生産を中止すると発表した。米国で多発する銃乱射事件で使用されるケースが多く、風当たりが強まっていたことを受けた措置とみられる。

 同社は市場における需要減少が理由と説明し、軍などから委託された製造は続けると主張。さらに銃所持の権利を認める合衆国憲法修正第2条は守ると強調し、保守派や有力ロビー団体の全米ライフル協会(NRA)と同じ立場にあることをアピールした。一般向け拳銃などの製造も続けるとしている。


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