電事連会長LNG価格の影響注視 サウジ石油施設への攻撃で

記者会見する電気事業連合会の岩根茂樹会長=20日午後、東京都千代田区

 電気事業連合会の岩根茂樹会長(関西電力社長)は20日の記者会見で、サウジアラビアの石油施設への攻撃に関し「(火力発電の燃料に使う)液化天然ガス(LNG)は原油価格に連動するのが大半のため、価格面が不透明になるのは間違いない」と述べ、影響を注視していく考えを示した。

 岩根氏は、中東の政治的なリスクが高まっており「また同じようなことがないとは限らない」と強調。調達先の多様化などリスクを減らす方策を講じるとともに、輸入に頼らない新しいエネルギー技術を開発するなどして「自立化する努力をしていく必要がある」と語った。


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