千葉の停電、なお1万6千戸 家屋被害1万戸、断水減少

視察先の千葉県鋸南町で説明を受ける森田健作知事(中央)=20日午後

 台風15号による千葉県の広域停電は20日午後6時時点で約1万5千戸となった。ピーク時の約64万戸からは大幅に減ったが、なお千戸以上で停電が続く自治体も多い。

 県の20日夕のまとめによると、家屋被害は約1万戸まで拡大。被害の一部しか集計されていない自治体も多く、さらに増える見通し。断水は約2200戸に減少。

 森田健作知事は20日、房総半島南部の鋸南町を視察。台風で設備が壊れ生産が止まった製氷工場を訪れた。工場が製造するのは主に漁業用の氷で、再開のめどはたったが安定した生産ができるかどうかは不明で、鈴木仁社長は「千葉県の産業を守ってほしい」と知事に要望した。


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