東証、午前終値は2万2142円 追加緩和観測で続伸

 20日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。日銀が次回会合で追加金融緩和に踏み切る可能性があるとの観測が相場を支えた。中国金融当局の緩和姿勢も市場心理を明るくし、一時100円超上昇した。ただ米中貿易協議の難航も予想され、警戒感から上げ幅を縮める場面もあった。

 午前終値は前日終値比97円97銭高の2万2142円42銭。東証株価指数(TOPIX)は5・16ポイント高の1620・82。

 黒田東彦日銀総裁が19日の金融政策決定会合後の記者会見で追加緩和の用意があると表明し、10月の次回会合で実施されるとの思惑が20日の平均株価を下支えした。


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