参院、押しボタン設置 れいわ議員の採決対応

重い身体障害があるれいわ新選組議員の議席に押しボタン式投票装置を設置する工事が行われる参院本会議場=20日午前

 参院は20日午前、重い身体障害があるれいわ新選組の舩後靖彦、木村英子両氏の本会議場の議席に、押しボタン式の投票装置を設置する工事を行い、取り付けを終えた。10月4日召集予定の臨時国会からの法案採決に対応する。

 手足を自由に動かすことが難しい両氏は7月の参院選で初当選。8月の臨時国会前には、2人が用いる通常より大きい車いすでも利用できるよう議席の改修を行ったが、押しボタン装置の整備が終わっていなかった。

 20日の工事では、使用していない議席の押しボタンが両氏の議席に移設されるなどした。採決の際は、介助者が代理でボタンを押すことが認められている。


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