がんゲノム医療の拠点に34施設 厚労省が新たに指定

 厚生労働省は19日、患者のがんの遺伝子を調べて最適な治療を選ぶ「がんゲノム医療」を全国で迅速に受けられるようにするため、新たに北海道がんセンターや近畿大病院など34施設を「拠点病院」に指定した。

 全国に100施設以上ある「連携病院」から送られてきた患者のがん組織の遺伝子を分析し、治療方針を決める役割を担う。遺伝子検査に公的医療保険が適用されたのを受けて、分析ができる病院を増やした。

 がんゲノム医療は、がん細胞に生じた遺伝子の変異を検査で特定し、患者ごとに効果の見込める治療薬を投与する医療。


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