名古屋城、解体と復元許可一体で 新天守巡り市が検討

 名古屋市が進める名古屋城天守閣の木造復元事業を巡り、市は19日までに、文化庁に先行して申請していた現天守の解体許可について、今後有識者の理解が得られれば、解体に復元も加え、一体で許可申請する方向で検討を始めた。

 名古屋城は国の特別史跡で、現状変更には文化庁の許可を得る必要がある。市は当初、解体と復元を一体で申請する方針だったが、石垣の保全方法を協議する市の有識者会議「石垣部会」との間で保全方法がまとまらず、今年4月に解体のみを先行して申請した。

 河村たかし市長は18日、「(文化庁から)木造天守を建てるところまで出してくださいと言われた」と話した。


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