関西、人口流出に歯止め 東海下回り「歴史的逆転」

 関西2府4県では転出者が転入者を上回る「転出超過」が長年続いているが近年は歯止めがかかり、2018年は東海4県の超過数を下回ったことが、りそな総合研究所の調べで分かった。東日本大震災後の一時期を除いては半世紀ぶりで、調査担当者は「歴史的な逆転だ」と強調している。

 総務省の統計を分析したりそな総研によると、18年の関西の転出超過数は1万2030人で、1万4094人だった東海を下回った。震災からの避難などで転入者が増えた11、12年を除くと1972年以来46年ぶりの逆転で、19年も引き続き下回りそうだ。


  • LINEで送る