公費で温泉宿泊、昼に飲酒 大阪の農業委員会連合会

 大阪府南部の8市町の農業委員会でつくる「泉南地区農業委員会連合会」が昨年、公務の研修会で鳥取県を訪れた際、昼に飲酒し、酒代も含めた旅費の大半が公費から支出されていたことが18日、同連合会への取材で分かった。会の事務局は「委員の意識を高める本来の目的から外れた内容だった。今後は視察の取りやめも含め検討したい」と話している。

 研修会は長年の慣例で行き先を変えて毎年行われ、昨年は11月の平日に1泊2日の日程で実施。宿泊は1人2食付き約2万円の温泉宿で各市町で定める出張旅費規定を超過。旅費の総額は約100万円だった。参加費は4千円。


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