大阪湾への処理水放出発言で抗議 地元漁業組合が市長と府知事に

 東京電力福島第1原発の放射性物質を含む処理水を巡り、松井一郎大阪市長と吉村洋文大阪府知事が科学的に環境被害がないという国の確認などを条件に、大阪湾で放出する可能性に相次いで言及したことを受け、大阪府漁業協同組合連合会(岡修会長、同府岸和田市)は18日、両氏に発言撤回を求める緊急抗議文を提出した。

 抗議文は「大阪のみならず兵庫も含めた大阪湾、瀬戸内海での漁業の将来に与える影響は計り知れない。仮定の上での見解だとしても決して許されるものではない」と批判。「漁業者、市民、府民の理解を得られない汚染水の海洋放出は絶対に行わないよう強く要求する」と求めた。


  • LINEで送る